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「炎炎ノ消防隊（えんえんのしょうぼうたい）」とは？あらすじやみどころ

「炎炎ノ消防隊」は、2015年から講談社『週刊少年マガジン』にて連載されている、大久保篤さん原作の少年漫画です。コミックの世界累計発行部数は、2020年7月には1000万部を突破する大ヒット作となっています。

2019年にアニメ化され、「壱ノ章」が放送されました。2020年7月からは「弐ノ章」が絶賛放送中です。（2020年10月現在）

画像：［Amazon］炎炎ノ消防隊(1) (講談社コミックス)

「炎炎ノ消防隊」のあらすじ

全人類は怯えていた−。

何の変哲もない人が突如燃え出し、炎を操る怪物“焔ビト”となって、破壊のかぎりを尽くす“人体発火現象”。

炎の恐怖に立ち向かう特殊消防隊は、現象の謎を解明し、人類を救うことが使命！

とある理由から“悪魔”と呼ばれる、新入隊員の少年・シンラは、
“ヒーロー”を目指し、仲間たちと共に、“焔ビト”との戦いの日々に身を投じる！！

引用：「炎炎ノ消防隊」公式サイト（講談社）

炎の恐怖に包まれる世界で、人々を助けるために奮闘する新人消防官シンラが主人公。

舞台は炎と深く結びついた世界。人々は、原因不明の人体発火現象に怯えながらも、火を操る能力も持つ第二世代や火を生み出す能力を持つ第三世代へと進化を遂げている。第三世代のシンラは自分の能力を使い、人々を救う”ヒーロー”となるために闘う！

「炎炎ノ消防隊」のここがみどころ

僕が思う「炎炎ノ消防隊」のみどころをまとめてみました！

個性豊かな第8特殊消防隊の面々

シンラの所属する第八特殊消防隊は、一癖も二癖もあるメンバー揃い。

毎日筋トレをしまくっている筋トレ大好きなオウビ隊長、クールだけど帽子のセンスが微妙なヒナワ中隊長、元軍人でとても強いが中身は乙女なマキ、天使のようで天然なシスターのアイリス、自らを騎士と名乗る同期のアーサーなど、みんなちょっと変わっていて面白い！

このメンバーは、オウビ隊長が他の第1～第7の特殊消防隊の内部調査と焔ビトの謎を解明するために信頼できる人物のみを集めたそうで、みんな変わっているけれど真っ直ぐで優しい人たちです。

多彩な炎の能力

「炎炎ノ消防隊」には、炎を操ることができる第二世代能力者、炎を生み出す力を持つ第三世代能力者が出てきますが、その能力は千差万別。

シンラの能力は足から炎を出して、飛んだり強力な蹴りを繰り出すこと。一方同じ第三世代能力者でも、アーサーは剣の柄からプラズマを噴出させてエクスカリバーを出現させ戦います。他にも炎の花を出す能力者や、風船ガムを利用して爆発を起こす能力者、宇宙の膨張熱を利用して時間を止める能力者など、実に多彩な能力者が出てきます。

新しい敵や仲間たちに遭遇すると、どんな能力が出てくるのか毎回ワクワクハラハラします。

現実とリンクする東京皇国

物語の舞台は、約250年前に多くの大陸が焼失した”炎の大災害”で被害の少なかった東京皇国。その東京皇国に、生き残った世界中の人々が集まって生活しています。この東京皇国が、現実の世界とリンクするところがあって見応えがあります。

「浅草」という地名が残っていたり、地下には残っているかつての地下鉄の線路は現実とほぼ同じ。一見、世界が滅亡した後の未来の世界を描いているのかなと思いますが、浅草に暮らす人々は着物を着て長屋に住んでいるなど、時代が逆行しているところも。新しさと古さが融合した不思議な世界です。

複雑に絡み合い対立していく３つの集団

シンラの所属する特殊消防隊、東京皇国のエネルギーを生み出していることで強大な企業となった灰島重工、そして謎の白装束集団、この３つの集団の思惑は複雑に絡み合い、お互いに対立を深めていきます。

灰島重工や白装束集団の真の目的は？ そしてシンラたち特殊消防隊は、人々を守ることができるのか、複雑に絡み合っていく展開に目が離せません！