話題の衝撃作「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」がHuluで独占配信。

「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」とは?

ゴールデングローブ賞、作品賞・主演女優賞、エミー賞など、数々の賞を受賞し、全米で社会現象を巻き起こし、世界中で物議を醸し出している衝撃作「ハンドメイズ・テイル」

Huluで配信が開始され、日本でも視聴できるようになりましたよ。
とっても怖いけれど、考えさせられるところも多く、目が話せなくなるこの作品、ご紹介します。

そのあらすじは・・・

いまや空気は有害物質や放射線で汚染され、少子化に世界中が苦しんでいる。環境汚染で不妊率が増え、子供の出生率は著しく下がり、乳幼児死亡率も高い。
カナダとの国境まで数キロ、一人娘を抱きながら国境を目指している。後を追ってきているはずの夫の姿はなく、3発の銃声が響き渡る。幼い子供を抱きながらの逃走には限界があり、男たちに捕えられ、娘とも離れ離れになってしまった。
かつてのアメリカ合衆国から多くの領土を奪い、誕生した宗教主義国ギレアド共和国では厳粛に身分が定められている。
荒れ果てた世界で、子供を産むことができる健康な女性は、司令官と呼ばれる富裕層の子孫を残すために侍女として仕えることが定められている、まさに「産むための道具」として…侍女たちは勝手に本を読むことも、一人で外出することも許されず、全ての行動を極限まで制限されている。
そんな出口の見えない世界でオブフレッド(エリザベス・モス)は、最愛の娘との再会だけを願い、生き抜いていく。

引用 – Hulu

あらすじだけでも怖いですが、観るともっと衝撃の怖さです。

Huluでは、「ヒューマンドラマ」「SF」に分類されているこの作品ですが、私的には「ホラー」に分類しても良いんじゃないかと…。

「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」のみどころ

毎回、衝撃の内容に、観終わった後はどよーんとしてしまうのですが、それでもなぜか観るのをやめられないのがこの作品。
現在、Huluでシーズン1が10話、シーズン2が13話公開されていますが、全て観終わるまで寝不足の日々でした…。

そんな「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」のみどころをご紹介します。

みどころその1 美しく恐ろしい共和国「ギレアド」

ドラマの中でアメリカを倒して新たに誕生したギレアド共和国は、キリスト教原理主義を掲げる厳格な共和制の国。
全てが国の監視下に置かれ、人々の行動は厳しく制限されており、少しでも反抗したり義務を怠ったりすると、厳しい罰が・・・。拷問されたり処刑されたりすることが日常茶飯事の中で、人々は恐怖に怯えながら暮らしています。

そんな恐ろしい国ギレアドですが、とても美しい映像で表現されています。
整然と整理されゴミひとつない街並み、クラシックな美しい建物が、繊細なカメラワークで映し出されます。
そんな美しく静かな風景が、ギレアド共和国の不気味さを引き立て、恐怖感を増しているとも言えるでしょう。

みどころその2 絶望と希望の間を揺れ動く、主人公ジューン

そんなギレアドで、主人公のジューンは家族と引き離され、人としての尊厳も奪われた中で侍女としての生活を余儀なくされます。
誰も信用できず、いつ何をされるか分からない社会、そんな絶望的な状況からドラマはスタート。

はじめは恐怖と絶望に戸惑っていたジューンですが、次第に仲間を見つけ、立ち向かう勇気を持ち始めます。
なんとかして見つけた希望も、すぐに打ちのめされてしまったり、絶望と希望の繰り返しですが、そんな中、ジューンは諦めずに家族と再会できるのか、ギレアド脱出は叶うのか、ドキドキハラハラの展開が続きます。

みどころその3 冷酷で非道なリディアおば、なぜそこまで!

個人的に一番強烈だった登場人物は、「リディアおば」と呼ばれる人物。侍女たちの指導係のトップのような立場の人なのですが、この人が恐怖の教官なんです!

家族と引き離され、自由を奪われ、反抗する女性たち、当然ですよね。この女性たちを従順な侍女に仕立てるのが、リディアおばの仕事。
反抗的な侍女へは、想像を超える残酷な罰で身体的・精神的に徹底的に追い詰め、諦めさせて服従させます。そのやり方は、本当に冷酷でえげつなくて、思わず目を背けてしまうほど。

「あなたたちを守るためなのよ」「私も辛いのよ」と言いながら、情け容赦なく罰を与えるリディアおばですが、本当に侍女のためなのか・・・。
なぜここまでするの!?と思わずにはいられませんが、確かに従順でなければ即処刑されてしまう社会、ある意味、リディアおばは侍女たちの命を「守っている」のかもしれませんね。時折見せるせつない表情も気になります。
シーズン2では、人間味のある部分を垣間見せる場面も・・・。

このリディアおばを演じる、アン・ダウトは、「Dr.HOUSE」、「Xファイル」などにも出演しているベテラン女優。今回の「ハンドメイズ・テイル」では、助演女優賞を受賞しており、その迫真の演技は圧巻です。

みどころその4 運転手リックとの恋の行方

絶望の中にいたジューンと、ジューンの任務先ウォーターフォード家の孤独な運転手リックは、次第に惹かれてき、お互いに心の拠り所としはじめます。
侍女と運転手の許されない恋、見つかれば厳罰が待っています。二人の関係はどうなるのか、こちらもハラハラドキドキです。

個人的には、ジューンには夫がいるのに大丈夫!? みんな無事にギレアドを脱出した際にはどちらを選ぶの!!? と思ってしまうのですが・・・。そんな展開もいつかあるのでしょうか。

みどころその5 ウォーターフォード夫人は悪人?善人?

ジューンに対し、憐れみや嫉妬など複雑な感情を持っているウォーターフォード夫人。ジューンの任務先の夫人です。
反抗的なジューンに対し厳しい態度をとりますが、本当は賢くて優しい人なのかなーと思える場面も。
ただ、抑圧された社会で、自分たちの子どもを持つことだけを心の拠り所としているようで、そのためには手段を選ばないようです。

夫とともにギレアドの建国に注力したので、ギレアドの法律や制度を重んじてはいますが、今のギレアドは本当に彼女が望んだ社会だったとは思えません。彼女もまた葛藤や苦悩の中に生きているようです。

そんな複雑な感情を見事に演じているのが、イヴォンヌ・ストラホフスキー。「24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ」にも出演している素敵な女優さんです。

みどころその6 それでもヒットしているのは、現代社会のパラドックス!?

ギレアドは、男尊女卑であったり、同性愛者を認めなかったり、前時代的で今の社会とは対照的に描かれています。しかし、この残酷なドラマがヒットしている理由として、現代社会のパラドックスだからだ、という説がよく聞かれます。

一見、現代社会と対照的に描かれているようで、現代社会で立場が認められていないと感じている人が多いからこそ、このドラマにはメッセージが込められている、のだと。

ドラマの中で、ジューンの過去の生活の回想シーンがよく出ますが、その中で働くママへの批判的な描写があります。
日本でも働く女性の保育園問題があったりするように、現代社会の問題を比喩的に表現しているのかもしれませんね。

Huluでシーズン2まで公開中。シーズン3は?

Hulu

そんな「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」、今ならHuluでシーズン2まで観られます。(2019年7月現在)
米Huluではシーズン3がすでに公開されているそう。日本で観られる日も近そうですね。

それにしても、ゾンビより、ゴジラよりこわい「ハンドメイズ・テイル」。
やっぱり一番怖いのは人間、ってことですかね。